全学共通科目英語(教育科学)後期のページ(update Jan.19.,2004)
月3 学術情報メディアセンター2F203室
担当:教育学部助教授 楠見 孝 教育学部本館2F212
e-mail kusumi(at)mbox.kudpc.kyoto-u.ac.jp
https://cpe.sakura.ne.jp/Kusumi/
TA:教育学研究科M1 田中優子
e-mail u_tanaka55(at)yahoo.co.jp
* おしらせNew 1/16
心理学専門用語集 討論のための英語表現集 を更新しました。
学年末テスト
1/26(月)3時限目 E14教室 50分 持ち込みなし
心理学・教育学専門用語(英訳,和訳)(授業中に取りあげた以外の基本用語も出題する)
専門英文読解(多肢選択式)(授業中に取りあげた以外の英文を出題する)
*出題形式は第1回の授業で実施した形式と同様。
提出物 最終回の授業で配布した授業アンケート
1/19の授業の会話を修正したもの
10回分を記入した学習シート(単語数は記入しなくても良い)
授業の目標と概要
学術情報メディアセンターのコンピュータと英語ビデオ教材を活用して、教育心理学を学ぶための英語力を育成する。
1.
専門のための英語力の育成:教育心理学を学ぶために必要な英語専門用語と知識およびリスニング能力,読解能力を育成するための活動をおこなう(授業前半)。
(1)
英語ビデオ教材Discovering Psychology(Annenberg/CPB)の視聴とワークブック(専門用語,内容理解)によるリスニング能力の育成
予習事項:各自がテキストのObjectives, Key People and Terms, Program Summary,
Program Questionsに目を通し,わからない用語や内容などがあれば心理学辞典や関連文献などで調べておく.
(2) 教材の翻訳および心理学専門用語集の作成による読解力と知識の形成
ユニットの担当者は分担して,教材のObjectives,(教材ではなくweb(発達の例)の)Key Terms,Program Summaryを訳して,出席者の人数分印刷して授業前に配ってください。なお,Key
termsの担当者は授業前日3時までに楠見と田中宛にe-mailで送ってください(webの作成の便宜上送るときは下記の通り英語と日本語訳(解説)順で,スペースを空けずにコンマで区切ってください。
Behaviorism,行動主義(人間の行動を理解するために観察,測定可能なデータに基づく学問的枠組み。客観的な刺激―反応を内部状態の主観的な分析よりも重視する。アメリカの心理学者
John B. Watson (1878-1958) and B.F. Skinner (1904-1990)に代表される. Depth
Perception奥行き知覚(空間内の対象間の関係を知覚する能力。人は乳児からその能力を発達させる) Habituation,馴化(ある刺激が反復呈示されることにより,反応が変化すること) Inherited
Behavioral Differences,遺伝的行動の差異(遺伝的形質によって影響を受ける性質。たとえば,内気さ) Nature
Vs. Nurture Debate,遺伝―環境論争(行動や特性は遺伝的に規定されるか,環境によっておもに形成されるかをめぐる長い議論) Object
Permanence,対象の永続性(物体はたとえ見えなくなっても存在し続けるという理解。認知発達初期において重要) Symbolic
Reasoning, 表象に基づく思考(表象上の概念を関係づける認知Za的能力。たとえば,模型の部屋における人形の位置を知らせて,実際の部屋における人形を発見できるかで検査する) Volume
Perception,量の知覚(異なる形の容器であっても量は変わらないことの理解) |
教育学・心理学専門用語集(英和)(一昨年の例)
2.
英語コミュニケーション能力の育成:3次元仮想空間の英語教育システムhttp://www.3d-ies.com/を利用して、専門に関する英語コミュニケーション能力を育成する(授業後半)。
(1)仮想空間における英語討論 3次元仮想空間では,ハンドルネーム(本人が誰かわからない名前)とアバター(自分が顔や服装を設定したキャラクタ)を使って,ランダムに二人1組になり,Questions to ConsiderとOptional activitiesの課題(前週に指定する)について英語で討論します.
予習事項:Questions to Consider Optional activitiesの課題について英語で議論できるように,回答や英語表現を準備しておいてください.
復習事項:討論のログは毎回最後に出力し,次週までに赤字(または斜字で)修正加筆してきてください.
(2)討論のための英語表現集の作成
分担者は有用な表現5つを出席者の人数分印刷して授業前に配ってください。なお,webに掲載しますので,授業前日3時までに楠見と田中宛にe-mailで送ってください(webの作成の便宜上送るときは下記の通り日本語,英語順で,スペースを空けずにコンマで区切ってください。
著作権を侵害しないように,本やwebを参考にしたときは,出典を挙げてください.
質問,What do you think about...? 主張,I think that,..., 賛成.I agree with you, 確認,You think.., don’t you? 反論,I don’t agree with you. Why...? 参考文献 関郁夫.加藤久雄1998 英語の議論・討論に役立つ表現集 ナツメ社 |
毎回の授業の流れ
0. 入室.PC起動(WEBと3DIESの起動,前回の討論の修正版提出,分担者は資料配布)
5分前までに入室
1.内容概説 20分(分担者)
2.ビデオ視聴
25分
3.Program Questions(内容理解チェック)
8分
4.Program Questions(隣の人が採点,提出)2分
5.3D-ICSを用いた討論 30分
成績評価の方法
授業の参加・課題・テストに基づいて多面的な評価をします.
コメント
受講者は学術情報メディアセンターの利用登録をしておいてください.
授業配付資料の印刷は,教育学部2F207室の研究支援室で鍵を受け取り,向かいの印刷室でしてください.
日程表
1.10/6 オリエンテーション,専門用語等調査分担 事前アンケート・ワークシートへの回答への回答
2.10/20
6 Language
Development レジメ
3.10/27 9 Remembering
and Forgetting レジメ
4.11/10 11Judgement
and Decision Making レジメ
6.12/1 16Testing and Intelligence レジメ1 レジメ2
7.12/8 20Constructing Social Reality レジメ
8.12/15 22Psychotherapy レジメ
9.12/22 24Applying Psychology in Life レジメNew
10.1/19 26Cultural Psychology 事後アンケートレジメNew
参考資料
心理学学習のため,専門英語学習のための内外の有益なwebを見つけたときは,解説とともに,楠見宛に知らせてください.このwebに掲載します.
英語表現辞典(アルク)「日常表現集」「テーマ別表現集」など
外国語教育CALL・WELLなどへのnavigationリンク(京大外国語教育論
時計台ネット(外国語学習)
検索サイト集 http://www.searchdesk.com/
国際会議のためのメモ帳[PDF] 大分大学工学部福祉環境工学科松尾孝美助教授作成.表現集などは良くまとまっていて非常に参考になります。(提供:石島 洋輔)New
13年度の授業資料(参考)
教育学・心理学用語リンク集
http://www.educa.nagoya-u.ac.jp/techterms.html
名古屋大学教育学部教員研修留学委員会のHP.
留学生のために446語の教育、教育学に関する用語が和英の形で公開されている(提供:牧田)。
http://www.din.or.jp/%7Edita/main.html
大学で心理学を学んでいるDitaさんのHP。
心理学の専門用語が英和の形で紹介されている。用語の解説もある(提供:牧田)。
http://www.amy.hi-ho.ne.jp/yamaokash/index.htm
LD STATION 学習障害に関する各種の情報を収拾、整理している(提供:森井)
http://www.ne.jp/asahi/coffee/house/ARG/feature-025.html
「専門用語集・対訳集」用語集のリンク。心理学、財政学、女性問題、現代女子大生用語…などなど。
多ジャンル。必見です。(提供:
専門英語(ESP:English for
Specific Purpose)とは
教養教育としての語学教育 ―> ビジネス英語―> 専門英語(工学,医学,..)
参考 会津大Orr助教授http://www.u-aizu.ac.jp/~t-orr/
深山晶子(編)2000 ESPの理論と実践 :これで日本の英語教育は変わる 三修社
ESPの方法
コース開始時:ニーズ分析(大学・教師のneeds,学習者のneeds&現状分析)
コース途中:形成的評価 適宜
コース終了時:総括的評価(アンケート,テスト)
最終評価は,出席,課題,活動への参加,テストなどの総合評価